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クラシック音楽あれこれ

オペラ「カルメン」バレエ「ボレロ」付き
チェコ国立ブルノ歌劇場オペラ
チェコ国立ブルノ歌劇場管弦楽団&合唱団&バレエ団

オペラの定番、「カルメン」を久しぶりに鑑賞しました。

 今回のカルメン役は、ヴィクトリア・マイファトヴァ
 とても美しい方でした。
 恋の炎が激しく燃え上がる宿命の恋物語、自由奔放に激しく生きる女カルメンは
 一つの女性の象徴として用いられますが、従来のカルメン独特の悪ぶれた感じは少なく
  少し新しい感覚の取り組み方だと思いました。

 クラシック(古典)音楽は、作曲者(オペラだと原作者もですが)に忠実にという声も多いですが
 やはり昨今の感性をどんどん取り入れ、アーティストの個性を大切にすることも重要だなぁと思いました。
 どちらかというと、ライト感覚の仕上がりに思えました。

今回の呼び物のひとつは、オペラ「カルメン」にバレエ「ボレロ」を加える斬新な試みです。
第3幕と第4幕の間で、あのモーリス・ラヴェル(1875−1937)のボレロに合わせ20名のダンサーが踊ります。
そして第4幕がエキゾチックに彩られ始まるわけですが、
珍しいとは思いましたが、オペラ自体に効果があったかといえば、何ともいえません。

 今回の公演を、いわゆるお楽しみ 娯楽として気軽に鑑賞するのには面白いと思いますが、
 じっくりオペラ「カルメン」を噛みしめるのであれば、なかったほうがよかったのではと、私は思います。
 でもさすがチェコの歌劇団だけあって、憂いというか「カルメン」というオペラは曲も、踊りも、物語自体激しいのですが
 その中に独特の情緒、物悲しさ、落ち着さえも感じました。
 そして改めて作品の面白さ、曲とストーリーのバランスの良さに頷き、
 やはり一番人気のオペラだけはある、と再確認させられました。
 皆様も機会がありましたら、わかりやすいオペラですので(入門に最適)一度ご堪能ください。



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