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たら正しい保存と状態を守って、正しい食べ方で
食中毒のリスクを無くすと共に、食品の無駄廃
棄・食品ロスを減らしましょう。
 そして、家庭内食品ロス削減の近道として正し
い買い物⇒食べられる分だけを購入し、正しい保
存方法のルールを守り、正しい食事を心掛けまし
ょうと呼び掛けられました。
  イズミヤ(株)斉藤様の講演

 最後にプラザPT代表の下村さんが、家庭内の
食品ロスについて「次世代の子どもたちに伝える
こと」をテーマに、その原因として過剰調理によ
る食材の廃棄・作り過ぎと食べ残し・冷蔵庫に入
れたままでの期限切れ廃棄が生じていること、食
品ロスは、国全体では632万トン、吹田市では
家庭系で8千5百トンも発生していること、いず
れも一年間)次世代を担う子どもたちに、何より
も棄てることは「もったいない」こと、国の食料
自給率は39%しかなく、60%もの食料を輸入
していること、家庭や学校での食べ残しをやめよ
うとの呼び掛けを続けていくとの発表が
おこなわれました。

 そして、三輪主担研究員の司会によるパネルデ
ィスカッションでは、当フォーラム参加者の方々
からの質問を紹介されながら、発表者の方々から
の見解を引出しされたり、30・10(さんまる
いちまる)運動、「もったいない」と感じる心・
食べ物に対する感謝などについても解説された
りして、生産や販売の方々と共に考える「食品ロ
ス」についての2時間余のフォーラムが、有意義
に終了しました。
 パネルディスカッションの様子

<三輪主担・資料> 
30・10(さんまるいちまる)運動
長野県松本市が、一般廃棄物・食品ロス削減を目
指し「残さず食べよう!30・10運動」
として始めたのが最初で、今では全国の幾つかの
市で取り組まれている。内容はシンプルなもので、
会食や宴会時の食べ残しを減らす取り組みで、
1.注文の際に適量を注文する。
2.乾杯後30分間は席を立たず料理を
  楽しむ。
3. お開き前10分間は自分の席に戻って、
  再度料理を楽しむ。

この3項目を職場の宴会から始めようというも
ので、この取り組みを宴会時に行うと宣言する事
業者も、協力する飲食店も、共に市に
申告すれば市役所が審査の上、推進事業者として
認定する制度を設けている。

  イラスト 食品を捨てることはお金を捨てることとつながっています
               
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